前奏
「真理はあなたがたに自由を与える」〈ヨハネ福音書8章32節〉
天にまします我らの父よ。
ねがわくは御名(みな)をあがめさせたまえ。
御国(みくに)を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧(かて)を、今日(きょう)も与えたまえ。
我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく、我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、悪より救いいだしたまえ。
国とちからと栄えとは、限りなくなんじのものなればなり。 アーメン
柴が火に燃えれば、湯が煮えたつように/あなたの御名が敵に示されれば/国々は御前に震える。
期待もしなかった恐るべき業と共に降られれば/あなたの御前に山々は揺れ動く。
あなたを待つ者に計らってくださる方は/神よ、あなたのほかにはありません。昔から、ほかに聞いた者も耳にした者も/目に見た者もありません。
喜んで正しいことを行い/あなたの道に従って、あなたを心に留める者を/あなたは迎えてくださいます。あなたは憤られました/わたしたちが罪を犯したからです。しかし、あなたの御業によって/わたしたちはとこしえに救われます。
わたしたちは皆、汚れた者となり/正しい業もすべて汚れた着物のようになった。わたしたちは皆、枯れ葉のようになり/わたしたちの悪は風のように/わたしたちを運び去った。
あなたの御名を呼ぶ者はなくなり/奮い立ってあなたにすがろうとする者もない。あなたはわたしたちから御顔を隠し/わたしたちの悪のゆえに、力を奪われた。
しかし、主よ、あなたは我らの父。わたしたちは粘土、あなたは陶工/わたしたちは皆、あなたの御手の業。
どうか主が、激しく怒られることなく/いつまでも悪に心を留められることなく/あなたの民であるわたしたちすべてに/目を留めてくださるように。
あなたの聖なる町々は荒れ野となった。シオンは荒れ野となり、エルサレムは荒廃し
わたしたちの輝き、わたしたちの聖所/先祖があなたを賛美した所は、火に焼かれ/わたしたちの慕うものは廃虚となった。
それでもなお、主よ、あなたは御自分を抑え/黙して、わたしたちを苦しめられるのですか。
柴が火に燃えれば、湯が煮えたつように/あなたの御名が敵に示されれば/国々は御前に震える。
期待もしなかった恐るべき業と共に降られれば/あなたの御前に山々は揺れ動く。
あなたを待つ者に計らってくださる方は/神よ、あなたのほかにはありません。昔から、ほかに聞いた者も耳にした者も/目に見た者もありません。
喜んで正しいことを行い/あなたの道に従って、あなたを心に留める者を/あなたは迎えてくださいます。あなたは憤られました/わたしたちが罪を犯したからです。しかし、あなたの御業によって/わたしたちはとこしえに救われます。
わたしたちは皆、汚れた者となり/正しい業もすべて汚れた着物のようになった。わたしたちは皆、枯れ葉のようになり/わたしたちの悪は風のように/わたしたちを運び去った。
あなたの御名を呼ぶ者はなくなり/奮い立ってあなたにすがろうとする者もない。あなたはわたしたちから御顔を隠し/わたしたちの悪のゆえに、力を奪われた。
しかし、主よ、あなたは我らの父。わたしたちは粘土、あなたは陶工/わたしたちは皆、あなたの御手の業。
どうか主が、激しく怒られることなく/いつまでも悪に心を留められることなく/あなたの民であるわたしたちすべてに/目を留めてくださるように。
あなたの聖なる町々は荒れ野となった。シオンは荒れ野となり、エルサレムは荒廃し
わたしたちの輝き、わたしたちの聖所/先祖があなたを賛美した所は、火に焼かれ/わたしたちの慕うものは廃虚となった。
それでもなお、主よ、あなたは御自分を抑え/黙して、わたしたちを苦しめられるのですか。
(説教要旨)
「それでもなお、黙すか」
〈イザヤ書64章 1 ~11節 〉
今朝の聖書の箇所は、バビロニア帝国によって、エルサレムが徹底的に破壊されたことが記憶されています。敗戦の記憶。希望がまったく失われた時の記憶。それはイスラエルにとって大切な、忘れてはならない記憶なのです。
今から40数年も昔の1970年代、8月9日に長崎の原水爆禁止世界大会に出席していて、11時2分になると町中のサイレンと教会の鐘が鳴り、町中の人が立ち止まって帽子を脱ぎ黙とうをしていたことを思い出します。あの時は敗戦後30年しか経っていませんでした。被爆後77年を経た今年の長崎の町の様子はどうなのでしょうか。77年間という時間と千葉と広島・長崎という距離が、記憶を薄らいだものにし、わたしの中で「無かったこと」のようにさせてしまう恐れのようなものを感じます。
イスラエルの民は70数年間のバビロニアでの捕囚を経て、解放されて故郷に戻り、今、ユダ王国回復の努力をしています。
しかし、その回復は絶望的なのです。エルサレムが破壊されることを防がなかった神は、ユダの再構築にもまるで無関心であるかのようです。
いや、預言者イザヤは、人々に今一度、ユダの町々の荒廃を、エルサレムの残骸を、神殿の廃墟に目を向けるよう促します。
そして、「それでもなお、主よ、あなたはご自分を抑え、黙して、わたしたちを苦しめられるのか」と言います。〈64:11〉
つまり、イザヤは、神をも亡きものにするなと言いたいのです。もはや神とは無関係になってしまった民に、「神に嘆け」と促すのです。
「ああ、これは絶望的な現実だ」と言うだけでは希望はありません。そうではなく、「ああ、神よ、それでもなおあなたは黙するか」と神に向かって嘆けとイザヤは言うのです。それが、唯一の希望の持ちようであるからです。
昨日(8月6日)、朝8時15分にいつものように1分間の黙とうをしながら、「ああ神様、俺は生きている間に核兵器のない世界を観たいのですが」との思いが湧きあがりました。なぜ、未だに核兵器が存在するのか。核兵器のない世界は正しい世界ではなかったのか。核抑止力は必要なのか。そんな思いにもなります。しかし、たった77年間の核廃絶の努力で「これは正しくはなかった」などと言うな。神様はそう言われたいのだと思いました。
もう10数年も前の話ですが、原爆症認定訴訟が争われていた時、弁護団の池田真規弁護士が公判報告会で「核兵器廃絶まであと50年かかるかもしれないが」と言われたことがありました。わたしはそれを聞きながら「おいおい、あと50年もかかるのか? その50年の根拠は何か?」などと思いながら聞いていたのです。ところが、集会が終わって皆が会場を出ていく時、わたしの前を歩いていた被爆者の二人の高齢の女性が「あと50年で核兵器がなくなるって」と嬉しそうに話しているのです。
わたしと違って、被爆後毎日のように核兵器がなくなりますようにと願い、努力してもなお「もう核兵器は無くならないのではないか」とさえ思って来た人たちには、あの池田先生の「あと50年」の言葉はとてつもなく希望を与える言葉なのだなと思いました。
今はそう思えなくても、神はたしかにわたしたちを放っては置かれないのです。平和のうちに安心して暮らすことができる日は必ず実現する。その希望を持って歩みを続けたいものです。
祝祷
主はすべて虐げられている人のために恵みの御業と裁きを行われる 〈詩編103:6〉
主イエスの恵みと神の愛と聖霊の交わりが豊かにわたしたち一同にありますように。
後 奏 奏楽 I.Nさん YouTubeアップロード I.Hさん 感謝です
□ バザー事務局 8月8日(月)14時30分
□ 中村哲さん写真展
8月1日(月)~8日(月)
毎日10時~17時
□ 牧師・夏期伝道師打ち合わせ会
8月9日(火) 10時
*毎週火曜日の10時に行います。
□ 千葉支区部落差別問題特別委員会
8月9日(火) 14時 於 市川三本松教会
□ 子どもの教会中高科夏期キャンプ
8月10日(水)10時 教会集合
~11日(木)15時30分 教会解散 於 清和県民の森
□ 千葉支区青年部サマーキャンプ
8月12日(金)~13日(土)
於 東京基督教大学
* 村上治衣夏期伝道師出席
□ 夏の夜の映画会チラシ配布
8月14日(日) 礼拝後
□ 会堂ワックス掛け、床掃除
8月14日(日) 礼拝後
□ 夏の夜の映画会
8月17日(水) 19時 於 礼拝堂
映画 「世界の果ての通学路」
□ 読書会
8月19日(金) 19時 於 多目的室
伊坂幸太郎 『重力ピエロ』 2006 新潮文庫
解説・感想 村上治衣夏期伝道師
□ 子どもの教会小学科夏期キャンプ
8月21日(日)13時30分~22日(月) 於 京葉中部教会
□ つくしの会
8月23日(火) 10時 於 多目的室
□ ぶどうの会
8月24日(水) 10時 於 牧師宅
□ 京葉教育文化センター運営委員会
8月27日(土) 15時 於 多目的室
□ 村上治衣先生
8月4日(木)に教会に着任されました。9月4日(日)まで夏期伝道師としてお働き下さいます。
和室を居室にされています。
歓迎会を兼ねて、すいとん愛餐会を行いました。(「教会では」のページに写真掲載)
□ 災害救援募金
累計額は 2,782,405 円、7月31日の献金額は0円。残高は 66,591円です。
□毎年度、わたしたちの教会は、イースター・ペンテコステ・平和・クリスマス、特別献金を献げています。 特別献金は教会外の隣人のために力を尽くす施設・組織に献げられます。
□感謝献金、特別献金氏名は週報に記載しています。
聖霊降臨後第10主日
8月14日(日) 午前 10時30分
□ 説 教 「不戦の決意 」 山本光一牧師
□ 聖 書 〈マタイ福音書5章9節〉
□ 讃美歌 372 91-1
(礼拝後)
□ 近所に夏の夜の映画会チラシ配布
□ 会堂ワックス掛け、床掃除
(礼拝当番)
司会 ;金元祥郎 奏楽 ;石井ナオミ
受付 ;山内英司 子守 ;小出典子
献金祈祷 ;櫻井明美